2014年09月20日
備忘録 十二
〇月〇日 晴れ
日本は数日の間しばし息をひそめる
どうしてこの季節に大きなことを刻んだのか
日本の歴史は夏
少なくとも自分の中では夏は時にその空気と同じで
湿気を含んで重い
そんなことは関係なく これでもかと照る太陽
軽いめまいに目を閉じると
赤いスクリーンが目の前に現れる
何で?何で?と過ごす一日
〇月〇日 晴れ
忘れ物多し
右手と左手を間違える
いつもと違うポケットにキーを入れる
家を出 すぐの信号で思い出す
出発時間を五分早くすることにした
〇月〇日 晴れ
相談事多し
答えは出ない出せない
野球をしたことのない偉人は
監督になることはできるのか?
自分を超えている人に
どんな話ができるのか
聴くだけで何もできず
頷くのみ
〇月〇日 曇
毎日雲を見上げる
毎日違う
毎日感心する
今日の雲は空いっぱい
雲も空も一緒になってしまった
〇月〇日 晴れ
朝晩は涼しくなった
陽も短くなった
あらためて思うことで
自分に認識させている
ただ昼間の暑さはどうだ
まだ夏と呼んでいいのかどうか
〇月〇日 晴れ
毎朝 川沿いの土手を歩く
また花が咲いている
秋の花だと思うが
夏の花とはまた違う
少し細くて色も淡い
そして小さい
光が減った季節の花だ
〇月〇日 晴れ
足が冷たい
笑顔で過ごす
なるべくなら大いに笑う
明るい人だと言われるように
鏡に向かってヤアと
言ってみる
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