2014年05月26日
備忘録 六

〇月〇日 晴れ
朝からいろんな予定を組んで
忙しく動く
大切な話はなかなかうまく表現できず悩む
コンビニの駐車場でしばらく休憩する
あちらもこちらも休憩の人
オアシスがあちこちにできてよかったと思う
〇月〇日 晴れ
久しぶりの電話
突然の話に言葉がない
用が済んで病院へ
待っている彼と寝ている彼
すでに痛み止めの量は減らしている
言いたくはないけど最後のときへ
病院を出る
一人考える
自分に置き換える
嫌だ 仕方がない それもいい
いろんな方向から考える
夜の道は恐ろしく長い
〇月〇日 晴れ
また電話
旅立った
静かに聞く
その夜 自宅へ
大勢の人
賑やかにしなくてはいけない
賑やかに
望んでたことを懸命にする
〇月〇日 晴れ
金魚に餌をあげる
犬の頭をなでる
伸びた草に気づく
蜂が巣をつくる
カエルがなく
鳥が飛ぶ
ごめんなあ と つぶやく
通夜に参列
〇月〇日 晴れ
葬儀の朝
悲しみは雨が地面を濡らすよう
ばかやろうで送る友
明日からはまたそれぞれの暮らしに戻る
思い出は大切
それを守るために自分を守る
世の不条理や不公平に
無力さをあらためて思い知る
残る人の明日を思う
お互いに少しの笑顔をかわす
自分のことでまた満たされ始める
心のコップ
そうなっていくことに無抵抗になる
どちらといえば生きることだと考える
これからどこまで続くのかわからないことに
今から頭を抱えたり 手をたたいたり
上見て下見て あたりを見回して
それでも前にしか進めないことを知る
一緒にいた
たくさんの人たちは明日 何をするのだろう
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