2014年07月21日
備忘録 十
〇月〇日 晴れ曇り
橋の上を走っていると遠くの山と空がひらけた
毎日のぞく景色
朝からいい気分 でいきたいと思うが
そうはいかない
鬼ごっこで追われるばかりの人
鬼専門のやつ
どちらもやだなと思ったら
輪の外にでてしまう
〇月〇日 雨
蝉の抜け殻を見つける
ほほうと感心するがそのままにしておく
夕方見てもそのままだった
〇月〇日 晴れ
草が良く伸びる
日に日に生い茂る
命あふれるこの界隈
そわそわ感はここからくるのか
〇月〇日 雨
昼なのに急に暗くなる
大雨 かみなり
一番ひどい時に詰まった排水溝を掃除する
部屋に戻ると太陽が射してきた
危険に飛び込む心理を知る
〇月〇日 曇
氷 の文字が揺れるお店
はるか小さい時に食べたっきり
思い出す
この道を歩いてきてよかったの?
戻れないからまた分かれ道をさがす
〇月〇日 雨
大きなニュースばかり
身近に起きないと勘違いしだす
真面目に考えよと友人が諭す
苦し紛れに冗談をうつ
全く空回り
もう一度新聞をひろげる
〇月〇日 晴れ
花火の音がする
乾いた破裂の音に震える
何を思い垂れる光の先を追うのか
夏が始まっている
〇月〇日 晴れ
墓参り
どうかどうか
と手を合わせる
いつまでたっても親頼り
帰りに飲んだアイスコーヒーの苦さ
陽はまだ長い
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