2014年04月26日
Time is

春の突風のように
彼は来た
知ってるよ知ってる
何だって知ってるよ
今なんて 何でもわかっちゃう時代だから
テレビの前で知ったかぶりだ
世界への感覚は日々変わっていく
それは決していい感覚ではないんだよ
あの青い海だって
永遠に氷をまとう山にしても
数百年の眠りが続く石の街や
地平線の彼方まで続く砂漠を突き抜ける道
一枚の地図なんかより
地球儀の距離感が新鮮だったのさ
乾燥した空気の中で緊張と安息が入りまじる交差点で
街の喧騒がだんだん褪せていくんだ
甘い香りに溶け込んだ広い駐車場の向こうから
鮮やかな色をした風船が昇っていくよ
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