2014年08月12日
雨の街を
夜が明ける前から降り出した雨は
お昼近くになってもやむ気配を見せなかった
時折雨脚が強くなったりして
夏の休暇の予定を流そうとしているようだった
約一年ぶりの豊橋は何も変わっていない
なんてことはない
細かく言えば あれがなくなったこれができた
の連続で
大げさに言って
ほぼ変わりない景色の中から
挨拶をするように
きれいで新しい景色が映像のように流れ込んでくる
今住んでいる町からすればきっと正しい成長をしているんだと思う
いくら歴史や伝統のある町でも
同じだろう
変えることを良しとしないその決意は
何もしないのではなくて
変えないようにずっともがいているようにも映るからだ
深く知れば理解もでき
とてもシンプルなことだとわかる
しかししかし ひらめいて動き出して
続けることの難しさと言ったら
核心にとどく言葉がなかなか見つからないのだ
住んでいれば慣れていく
慣れなくては安らかな気持ちは不足しがちになる
安らかな気持ちは昨日と同じ展開を時に求めるものでもある
自分がそう感じたら幸せだ
好きも嫌いも
離れてみて確認できた気がする
橋の上を通ると
水は高いところまで来ていた
道の両側に続く並木は前と同じだった
突然現れる空地に一生懸命残像をさがす
雨の街でも
今年はちょっと特別な感じがする
この記事へのコメント
荒井時代のユーミンは正に神ですね。この歌の歌詞も聴く度に涙が出そうになりますよ。
Posted by マグ
at 2014年08月12日 15:35

そのとおり(^^)
メロディ 歌声 そして詩
彗星のように蘇ってくるんですなあ
メロディ 歌声 そして詩
彗星のように蘇ってくるんですなあ
Posted by びらーだ
at 2014年08月13日 11:03

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