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2015年12月18日

近いような

低い山が重なりあう それが黒塗りの壁のように三方を囲んでいる

唯一開けた方角に向かって
ほとんどが滑り落ちていく

大きければ大きいほど
ひとつの規則で動くものだ

それも同じ速さで

だから時間も同じ速さ

歪むことなく

そしてまたすべてのものを
包み込んでいる

あぁわかった

ようなふりをして呟いてみる

僕の持っているいくらかを
少しの欺瞞と傲慢に費やした

山々の一辺に
燃える陽が消えていく

同じ速さで
  

Posted by びらーだ at 17:42
Comments(0)なにげないひと時