2014年07月24日
key after 11
日本はすっかり季節が変わっていた
ほんの一週間で人の感覚をこうも変えてしまうのか
緑は多くがグレーや土色に変化し 風の冷たさも
太陽の傾き加減も秋そのものだった
僕は久しぶりにオフィスに顔を出した
みんなはすでに夏の終わりから盛り上がる様々なネタを
練り 取材に出 年末まで突っ走る格好だった
次から次へとイベントがある
どんなに大きなお祭りでもスッとどこかへ消えていく
何度も味わう気分だ
でも僕らは終わってはいけない
あの数年間をもう一度考えなくてはならない
みんなが意見を確認しなくてはいけない
一人一人が勝手なことを言って
当たったとか以前から思っていたとか
預言者のようなことはもういいのだ
だからどうする?
進むのか戻るのか それともそこに座りこむのか
人は最小の個に取り込まれ熱狂する
個性は夢を見るエネルギーの一番のスパイスだ
大きな集まりを支持するときに必ず必要になる
多くの支流が流れ込んで大きな川はゆっくりと流れていく
大きな川には何て名前を付けようか
決して誰かのものではないのだ
支流たちが清らかで力強くあり続ければ
本流は限りなく大きな流れとなっていく
個がぶつかり混じり合っていけばよい
この国にはそれができる
そして心を磨け
らしさを信じでもできなかったというのならば
らしさとは思いを貫き自らが体現することにつきる
僕は旅から帰ってあらためて振り返った時
彼からそんなことを感じとったのだ
afterシリーズは以上です。
次回取材記にご期待ください。
ご精読ありがとうございました。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。