2014年07月20日
after 10
つい一週間前に降り立った空港にまた戻ってきた
空はその時と変わらず相変わらずだ
ふと日本のことが頭に浮かんできた
そういえばこちらへ来てすっかり自分の立場を忘れていた
それに伴って僕はとても元気になったような気がする
ストレスを感じながらも自分の求めている理想に近づきたくて仕事をしてきた
だがこの数年は理想も思想もあったものではない
よく相手の立場に立ってというが
それだけを考えてやってきたのに
なぜにストレス?
僕のしてきたことは何だったんだろう?
「自分らしさ」とずっと言われてきた
肝心なところで発揮できずに打ちひしがれる
僕に言わせれば そんなの当たり前だ
でも 追い続ける
大きな川が海へ流れる
いくつもの支流が交わりますます大きな川になっていく
海にたどり着いた流れは
海に入り込み そこからはずっと海だ
僕はふとそんな景色が浮かんだ
飛行機は少し遅れて彼の生まれ故郷を飛び立った
ここへはもう来ることもないだろう
彼にはまた会えるかもしれないが
時代を創りあげた男の人生の一切れを
僕は一緒に過ごせたことをとてもうれしく思った
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