2014年07月19日
after 9
結局 こちらへ来てから
彼に二度会うことができた
予定では三度の面会を予定していたのだが
三回目はたぶん無理だろうとは思っていた
彼に会って話したことはそのほとんどが
彼の人生から出てくる言葉であった
その時間をもとに彼は生きていた
大きな組織をまとめる時に
彼は自分を信じて行動していた
その部分ははっきりとわかったのだ
この数日この街でずっと考えていた
そのことに答えは出ていないかもしれないが
僕の中は日に日にすっきりと晴れていった
明日は飛行機に乗る
今日は荷物をまとめながらゆっくりと過ごそう
彼には一日ホテルにいるとメールを送った
もちろん感謝の言葉とともに
核心を探りに来たこの旅は
柔らかなこの太陽と
温かな人のぬくもりに触れて
まったく違う性格のものになってしまったようだ
プライベートに近い旅でよかった
これからもこの道は続く
僕の国どころか世界が新しい力をみつけようと
すでに動き出している
歓喜と悲嘆の一か月は今とても静かになった
でも誰の心にもくすぶり続けている炎がある
不思議な力が湧いてくる
ホテルのロビーに電話をしビールを注文した
良く飲んだ旅でもあった
正常な精神状態ではなかったのかもしれないが
気分の良さは酒の量に比例していた
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