2014年07月06日
after
空はどこまでも青く
風は日に日に冷たさを増している
夏のあの熱狂はすでに誰もが胸の内に仕舞い込んで
いつもの暮らしに満足感を見つけ出そうと懸命だ
あの時から三か月過ぎても
僕の中では でも未だにくすぶり続けていることがあった
あの二週間でそれまでの4年間を総括されてしまったことへの
疑問がいつまでも消えなかった
スポーツの世界は回り続ける
その頂点から広がる裾野は限りない
オリンピックやワールドカップ(サッカーの事である)
アメリカズカップ 世界選手権(日本名)など
数年に一度の開催のもの
毎年開催の伝統と格式ある大会
何か月にもわたるレギュラーシーズンといわれるリーグ戦
週末行われる 草ゲームまで
それこそ星の数ほどさまざまなスポーツには
カレンダーに組み込むべきイベントがあるのだ
オリンピックに関しては総合スポーツ競技であるため
その中の一つ一つの種目についても各々
世界レベルの大会が催されている
今回の僕の疑問はそれこそ4年に一度のワールドカップ
そうサッカーなのだ
三か月というのも その世界最大の祭典が終わってからである
仕事とは言いながら
この4年はこのスポーツに近いところで仕事をさせてもらってきた
本当に感謝すべきことばかりで
僕の仕事人生の中では 間違いなく一番輝いていると言える
僕の見てきたのはチームとしての成長と
ヘッドコーチの戦術や考え方 そしてその意思だ
最終戦となった試合までは 仕事に向かう以上の気圧で
胸が何度 破裂しそうになったことか
冷静さを欠いた 僕のような奴は
まともな仕事ができていたとは
申し訳ないが 言えないと白状するしかない
ただ その後
日に日に膨らむ 思いは
どうしても理由をつけなければならないと
思ってしまった
自分なりに理解するために
もう一度 あの人にあって話を聞いてみたいと思ったのだ
それは次にくる その時のためでもあり
それとは関係ないところで僕の人生の書きかけの絵の
最後の一筆を入れたかったのである
おおよそ仕事の切りをつけ
僕は飛行機に乗った
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