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2014年06月10日

radio magic



ある授業で子供たちに夢の話をした
そこでみんなに夢を発表してもらった

野球やサッカー選手
宇宙飛行士 医者 看護師
先生 歌手 社長 
やはりというか
あこがれの職業につきたいという子

宇宙船に乗る 世界一周
のように何かをいたいという子

それこそ今考えうる限りの思いを
一生懸命に話す子どたち

それこそたった今の現実や
体育大会や遠足
とても心に残る出来事にも勝るほどに
目を輝かせている

夢を語ることがこれほどまでに
皆の心を生き生きとさせることに
あらためて感心しうれしく思った

そんな中 ある一人の子の話が
とても興味深かった
そしてそれからしばらく考えるきっかけにもなった

その子の話は
「夢っていうのは 出来なかったりかなわなかったりするから
夢っていうと思います」
というようなことだった

夢のない子だな と一瞬とまどったが
事実 胸に突き刺さるものもあった

そしてすぐに その子の考えていることの
深さや鋭さに びっくりもしたのだ

大人の感性からいえば
夢を語らせて 盛り上がって良かったというのは
いささか無責任なことではないかとも考えてみた

良い悪いで結論を導くのは早計だ
その子の夢はそれほどに大きくはるか彼方にあって

一生をかけてもたどり着けないほどのところに
夢という宝物があるということなのだ

たとえ夢をかなえたとしても
それが手に入る距離にあったからだとは思わない

どこにその宝があろうとも
夢見る人が
その人生をどう彩っていくのかを大切にしなければならない

夢で遊びながら
夢を糧にもする

手にしたり 幻想で終わったり
それでも この子たちが
何十年かのちに

自分の夢の場所を 探してみようと
思うことができたり

その子の大切な人たちに
夢を語ることができること
そしてその人たちの夢を聞くことができること

それが
夢のきっかけを与えようとする
大人 私たちの責任のひとつだろうと
思う

その子たちは 今はもう大人だ
夢を語ったあの頃の私の年齢に近い

今 どんな夢と遊んでいるのだろう









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