2014年01月10日
1月10日の記事
事故を見た
昨日のことだ
何もない毎日の暮らしの中で
こんな大きなことを一日も置いておくなんて
逆に誰かの痛みを題材にすることの重みも
両方が波のように何度もやってきて
整理がつかなかった
年末からそんなことが続く
いやもっと前か
少し穏やかになったと思うと
またどこかから拳が飛んでくる
痛みはないが少しずつグロッキーになる
知らない間にマットに横たわる気持ち良さが頭に浮かぶ
心が折れるってこんなことか
その現実を最初はどうやって避けようかと考えた
面倒くささ やっかい 怖い つらい
だからこの場所から消えてしまいたい
見なかったことにしたい
が 道路にある事は どうやっても見逃してはくれなかった
関わる 常識で考えることは出来る限りしていたと信じたい
見ず知らずの人 数人の中で伝えなければいけない意思
実際 何も考えずに集中していたようだ
サイレンも遠くなり 道路もきれいになる
急激な渋滞は何事もなかったように解消されていく
その中の一台に自分はいる
一緒にいた人はどれかのクルマに戻って同じように
行こうとしていた場所を目指す
驚いたことや当事者にならないように気をつけることを
少しおもしろおかしく誰かに話してみる
それは
サイレンと一緒に行ったあの人のその後を知らないが
大丈夫だと思ったから
傷ついていても大丈夫とはおかしいことだが
少し祈りの気持ちなんだろう
波が落ち着くまでに一日
今日はまた違うことで波がおきる
風が吹き雨雪になり寒い
静かに目を閉じる
これは誰かのことだ
自分じゃない
目を開ける
自分は自分だった
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。