2013年12月24日
12月24日の記事
何気なく聞こえてくるクリスマスソング
今夜を境に一気に新年へまっしぐらだ
だからこんな歌も 今夜限り
なぜか知らないけど都会のこういう夜は好きではない
何かの目的を明確に感じる
誰もがちゃんと行くべきところへ向かって歩いている
少なくともそう見えてしまう
僕といえば
まあ目的がないわけではない
今から電車を二つ乗り継いでアパートに帰るだけだ
唯一落ち着ける場所というところか
歩きながら金色や青や赤の光の瞬きが目に映る
コートをしっかりと着て足早に歩いていく人たち
店先で残り少ない時間を大声でつなぎとめる店員
きれいなリボンのプレゼントも箱に入ったケーキも
ふわっと湯気の立ち上るチキンも
今夜でおしまい
さっさと帰ろうなどと ひねくれ気味に下を向いて歩く
人混みは絶えることのない流れだ
その中に浮かぶ木切れのような気分
今年も帰れそうにないなあ
地元のあいつらは何してんだろうな
最近はメールでのやりとりも減った
メリクリなんてメールは全然来ないし
こちらから送ればいいんだが そんな気にはまだなれない
明日はどうせ仕事だし
もうちょっと 華やかな気分にでもならないとやってられないな
といいつつもどんどん内向きになっていく
そんな間にあたりはしっかりと暮れてきた
青から赤へそして紺色の空が広がる
余計に街の光がまぶしく見える
何かこういう特別の日に静かな思いが湧き上がる
明日のことを考えよう
あと少しでみんな休みだ
モニターの中で過ごせばいいさ
今年はね
いつかは南の島でゆっくりバケーションしちゃるけん
おい自分 しっかりやれよ
電車に揺られて川を越えた
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