2013年07月24日
水曜日は

たまたま仕事が遅くなり その日はそれですべて終了なんて日がよくある
あの水曜日の日もそうだった
水曜日ってのは 一週間の中でランキングはどれくらいなんだろうか
一週間を人気別に並べたらどういう風になるんだろう
そんなことを考えてみたことがある
たぶん金土日は人気が高い
そして嫌な方は月曜かな 火水木をどうさばくかがやはり肝なんだろう
大体 水曜日とか一週間の真ん中はどうにも水平飛行っぽくて 気持ちも盛り上がらないような気もしてる
ただ仕事によっては月曜や火曜水曜などとお休みの日がそれぞれにあるから
決して誰にでも当てはまるというわけではない
それで週真ん中の水曜日
予定入れるのも 週末はだめだけど水曜日なら何もないからOK みたいに
最後に残った安全地帯のような日なのだ
けっこう使える日だったりもするので人気に火がついてもよさそうなものを
へたにひっぱりだこになってしまうと使えない日になってしまうので
好きと言わない隠れファンが多そうだ
ということで実力派の水曜日
いつでもいいような用事を頼まれたりすることで忙しくなるのが水曜日というわけだ
いつでもいいから水曜日 水曜日 水曜日
毎週水曜日はなかなか慌ただしい
こんなことは自分だけでいい
水曜日本来の実力というものを他の人たちには広く味わっていただきたい
などと水曜変革派は ひそかにランク上位に置いているのである
それぐらいの水曜日だから 何もなしに(いつでもいいことを今日やる)おわるのは
とても寂しいと 帰り道のクルマで考え出した
きょうは久々の雨
しばらくこのあたりは晴れ続きで 人だけでなく木々も虫も巣を作る蜂たちでさえも
見た目にも疲れがたまっているようだった
でもきょうは
水分補給して俄然スピードアップするランナーのように 雨のおかげで
シャキっとしたのがわかる
ふたつみっつ信号を過ぎて 角にもうずっと前に閉店した八百屋の錆びたシャッターが
目印の交差点で 左にウィンカーをだした
が 三秒くらい考えて右にかえた 幸い後続車はいなかったから問題ないだろう
ここを右に曲がりもう一度右に切れると国道にでられる
ひとつ行きたいところが頭に浮かんだ
左に曲がろうとしたのはまた別の場所だった なぜかそこは却下され
右に曲がりなおした
雨なのに
その場所には何かがあるわけではない きっと何もない
その場所はずっとある
なぜかそこの音が聞きたくなったのだ
音は見るよりも切ないものだ 目を閉じていても
思考の深くにしみこんで 頭の中をぐにゅっと柔らかくしてくれる
きょうの水曜日は音の日にしとこう
耳に意識をむけて 音を聞いてみよう
自然の音でも 好きな音でも 何でもいい
「つかえる水曜日」
物質的な欲求を精神が上回った日であった
今日の雨は遅くまで降りそうだ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。