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2013年07月02日

father and

father and


7月は父が逝った月
何年経ってもこの季節になると思い出すものだ
繋がりは強いとか弱いとか
絆がどうだとか
そればかりではなく
ずっと居続ける

自分の夢やたどってきた道は
たぶんとても平坦で
ずっと下り坂だと思ってきたが
それは自分の選んだこと

年を重ねて今は取り返しのつかないところまで来ちゃったけど
残るものはないし残すものもありそうななさそうな
静かに忘れられるんだろう




父から息子へということはよくあるが
その反対は意外と少なくって
あまり感情に訴えるものでもないのかなと思ったりする
どうも経験や生き方や考えも含めた時間軸が
そもそも響きあうものではないのだろうか

教わったことは数限りなくある
でもきっとそれは母からの教えに置き換えることもできて
知らないうちにそちら側にしまいこんでしまったのだ

よくわからない
生き方も食べ方も寝方も遊び方も
笑い方も泣き方も歩き方も働き方も
どれもうっすらと輪郭がない
いつも見ていたのは何だったのか

今はそれを探る術もなくなり
ただ自分のやり方をわがままに押し通している
伝える人はないから一代限り
この世の路地にひらいた商店
まだやってはいるけれど
休業の看板をだし
ある日 張り紙に 長い間のご愛顧
などと書く余裕があるのだろうか
ただ突然に雨戸が開かない日が来るのか
店じまいっていうのも簡単じゃない





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