2013年06月02日
6月2日の記事

何気にもう一年の折り返しに近づいている
すでに何回も片づけをした
だけどまだここにいる
気持ちまではきれいに片づけとはいかなかったようだ
梅雨の合間の晴れた日 風も少し涼しくて
工場もお店も お休みしていて いつもは気づかなかった
電車の音が遠くから 流れるように聞こえてきた
毎日 何本も走っている電車なのに
今日はどうも 音が大きく聞こえる
いつでも乗ることができるということは
いつとは決められない自分もいる
いつもそこに行く道には灯りがともっている
だから そんな安心感に日々をやり過ごしてきた
いいのか悪いのか
そんな自分にも この街でおかしく過ごせる時間もある
それが普通ってことでいい
いまさら新しい夢が生まれてくるとは思えない
たくさん持ってきた望みを歩き続けるために
少しずつ軽くしてきた
バッグの中には減りはしたがまだいくつか残っている
ひとつとして輝くことのなかったものばかり
夢や希望とは違うものを つかんでばかり
そして今
でもいいもんだよ
それだっていいもんだ
並べた椅子に横になり 目を閉じる
涼しい風はあいかわらず
鳥や どこかの子供たちや
急いで帰る車の音に
自分の居場所を確認した
暗くなるまでまだもう少し
いろんな音がすっと消えていく
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